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【富坂聰 真・人民日報】中国が目指す「経済構造」の転換! 米中第1段階の合意は“追い風”に (1/2ページ)

 年が明けて以降、中国関連のニュースは、比較的静かだったのではないだろうか。

 それでも目立ったニュースはあった。

 湖北省武漢を震源地として広がりの気配をみせた新型肺炎が、新型コロナウイルスであることが分かり、同時に日本でも初の患者が神奈川県内で見つかった。中国籍で30代の男性。実家で感染者との濃厚接触が原因だとされていて、大きな混乱には至っていない。

 それと同じ日の深夜には、米中両国が、懸案であった貿易交渉を巡る「第1段階の合意」で正式に文書に署名した。

 そしてこの原稿を書いている18日は、中国の経済統計が発表されて、2019年の実質経済成長率が6・1%だったことが一斉に報じられた。

 これは例によって〈中国、19年6・1%成長に減速 29年ぶり低水準〉といったお決まりのトーンで記事化された。

 こんなに早く19年の数字が出てくることへの疑問や、本当にこの水準でとどまっているのか、という疑惑は相変わらず付きまとうものの、どの記事もこの数字をもとに中国経済が下降していることを報じている。

 だが、中国経済の減速は、この連載でも何度も触れてきたように「訪れるべくして訪れる」下降局面である。

 おさらいになるが、そもそも中国がとても幸せな高速発展を謳歌した時代から、そんなことがいつまでも続かないとの認識を確認したのが12年である。

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