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【編集局から】中国・習近平主席“国賓来日”に反対の声も大きく 香港デモ、人権弾圧で国際的批判強まる

 4月に中国の習近平国家主席が「国賓」として来日することに反対する集会やデモ行進などの動きが各地で見られます。

 海外からの貴賓の接遇は、「国賓」「公賓」「公式実務訪問」「実務訪問」などのランクに分けられます。国賓は、皇居での自衛隊による栄誉礼が慣例となっており、天皇皇后両陛下が歓迎行事や宮中晩さん会を開かれる最上位のランクです。

 昨年12月に実施された産経新聞社とFNNの合同世論調査では、習氏を国賓として招くことに「賛成」が49%と、「反対」の37.8%を上回りました。

 ただ、香港での強権的姿勢や少数民族への人権抑圧など、中国への国際的批判も強く、反対の声は大きくなっています。

 有志らで結成された「習近平国賓招聘反対国民運動の会」会長で、東日本ハウス創業者の中村功氏は、「政治家も声を上げられるようになるには、国民や大衆の後ろ盾が必要だ」と説きます。

 「小学校3年で終戦を迎えた」と振り返る中村会長は、国賓待遇問題にとどまらず、憲法改正や少子化問題、論壇の現状にも一家言を持っています。

 憂国の至情を吐露し、「今後は若い人たちに引き継がなければならない」とのお話に身の引き締まる思いでした。(海野慎介)