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韓国女性を無慈悲に射殺…北朝鮮「19歳少女」の数奇な運命 (1/2ページ)

 韓国統一省は20日、韓国国民の北朝鮮個別観光について、「国連制裁の対象に当たらず、われわれが独自に推進可能な事業」として、「制裁に当たらないため、『セカンダリー・ボイコット』も適用されない」と強調したという。「セカンダリー・ボイコット」とは、制裁対象の北朝鮮に利益を供与した第3国の企業と個人を対象にした米国独自の対北朝鮮制裁をいう。

 現在、韓国国民は原則、北朝鮮への訪問が禁じられている。ただそれは、2010年の北朝鮮による哨戒艦「天安」撃沈事件を受けて実施している独自の制裁措置などによるものであり、国連制裁や米国の独自制裁で禁じられているわけではない。実際、日本や中国、オーストラリア、カナダなどの国民は現在も北朝鮮旅行が可能だ。

 そして、南北対話の大きな進展を目指す文在寅政権は、個別訪問の実現の先に、南北協力事業として行われてきた金剛山観光の再開を見据えている。ただ、これについては北朝鮮側が冷淡である上に、韓国の国内事情の面でも、クリアすべきハードルは高い。

 金剛山観光は韓国の現代グループが巨額の資金を投資して、ホテルなどの施設を建設、韓国からのツアーを2003年9月に開始したが、2008年7月に立入禁止区域内で韓国人女性の観光客が朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士に射殺される事件が起こったことを受け、中断している。そしてこの事件はまだ、真相究明や補償などの「ケジメ」が付けられていないのだ。

 それどころか、観光客を射殺した兵士は、北朝鮮で「英雄」として処遇されている可能性すらある。韓国紙・東亜日報の敏腕記者で、脱北者でもあるチュ・ソンハ氏は自身のブログで、韓国人女性を射殺したのは当時19歳の女性兵士だったという。19歳と言えば北朝鮮では成人だが、日本ではまだ「少女」として扱われる年だ。

デイリーNKジャパン

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