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武漢パニック! 徹夜で情報収集…欠航直前に脱出 「今後もっとまずいことになる」50代日本人駐在員語る (1/2ページ)

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で、公共交通機関が運行停止となり、“陸の孤島”と化した中国・武漢市。封鎖直前まで現地に滞在した日本人駐在員は夕刊フジの取材に、衝撃の脱出劇と深刻な現地の様子を語った。

 「友人や近所の人から身近に肺炎の発症や死者が出たと聞いていた。1月はじめごろから何かおかしいという警戒心があり、日本人同士で独自に情報交換していた」

 そう語るのは武漢で自動車関係の仕事をしている50代の日本人駐在員の男性だ。男性は23日、欠航前最後となる直行便で帰国した。

 「現地で新型コロナウイルスが話題になったのは、英大学の研究者らが感染者を1700人以上と推計して以降のことだった。その後、習近平国家主席が声明を出すと、街からはマスクが消え、スーパーでは売り切れの商品棚が目立った」と語り、富裕層の中にも肺炎発症者がいるという。

 中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」では、高速道路から武漢を出ようとする車を警察車両が停止し渋滞する様子の動画や、駅の入り口にバリケードが張られ、黒いマスクを着用した武装警察が警備にあたる動画が投稿されている。

 前出の男性は「医師からの情報で、感染経路も分からず、原因も不明なので、患者を帰宅させたという話も聞いていた」という。

 脱出までの行動について「23日の午前2時ごろに武漢の封鎖が発表され、徹夜で情報を収集していた。空港や鉄道が封鎖されると聞いて高速道路で大都市へ向かった日本人もいる」という。一方で23日時点で140人ほどの日本人が武漢市に残っているとみられ、小売店などで仕事をしている人も多いという。

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