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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】オオカミに襲われた少年の悲劇 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 広大なロシアでは、都市部であっても車で郊外へしばらく走れば美しい自然に出会えます。しかし、そのような場所で暮らしている住民の中には、まれに、都市部の人々には想像もできないような事態に遭遇することがあります。

 それは数年前にウラル地方の小さな村で起こりました。暗い冬の夜でした。ある家で、母親があちこちに電話をかけまくっていました。普段は午後4時には学校から帰ってくるはずの10歳になる息子が、午後8時になっても家に戻ってこなかったからです。ちなみに、この村には学校がないので、子供たちは学校のある隣村まで毎日何キロも歩いて登校していました。

 初めに母親は学校に電話すると、先生は「あなたの息子さんは午後4時頃に一人で学校を出ました」と答えました。

 次に彼女はすべての隣人に聞いて回りましたが、彼らの子供たちは時間通りに家に帰ってきていました。

 不安な時間が過ぎていく中、深夜になると近所の人々が集まり、少年の捜索が始まりました。

 翌朝早く、捜索に協力していた男性が、村から数キロ離れた森で少年の遺体を発見しました。遺体の損傷はひどく、そばには焚(た)き火のような跡がありましたが、この謎はすぐに解明されました。

 知らせを聞いて現場に駆け付けた母親が、遺体のそばにあった息子のカバンの中から手紙を見つけたからです。その手紙には、息子の字で自分の身に何が起こったかが書かれていました。

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