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【高橋洋一 日本の解き方】「5G」時代に日本の勝機はある! 「ウエアラブル端末」が代表格、小物電子機器で復活も可能だ (1/2ページ)

 第5世代移動通信システム(5G)については米国や韓国、中国などで商用化され、日本も今年から本格化が予定されている。

 通信技術は約10年のサイクルだ。1Gは1979年に登場したアナログ方式、2Gは93年のデジタル方式、3Gは2001年に国際ローミング使用可能なもの、4Gは10年の通信速度が向上したものだ。そして5Gでさらに通信速度が増し、大容量、低遅延、同時多数接続が可能になる。

 5Gは4Gより通信速度が100倍速く、10倍多くの端末に接続可能で、タイムラグは10分の1に低減される。ただし、5Gの根幹技術は高周波数であるので、直進性が強く、切れやすい。それを補うために、基地局を多く設置する必要があり、5Gの一般的普及は22年ごろとされる。

 現在の電子機器の代表格はスマートフォンで、3Gと4G時代を制した。簡単な作業は、パソコンの代わりにスマホですむこともある。しかし、5G時代には、流通する情報量に比べてスマホ画面は小さすぎる。そこで、現実の風景に重ね合わせてデジタル情報を表示するようになるだろう。つまり、スマホに代わり、メガネ型などウエアラブル端末がポストスマホになるのではないか。これなら、画面の大きさという制約がなくなるので、大量の情報量の表示が可能になる。

 5Gの同時多数接続により、多くの機器でIoT(モノのインターネット)化が進み、通常の機器の電子化が相当進展するだろう。自動車の自動運転や在宅勤務は当然だろう。また、ウエアラブル端末の時計で、健康管理ができるようになり、医療機関に直接データが送られるなんていうことが当たり前になるだろう。

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