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【日本の元気 山根一眞】効率よく残したいと考えている高齢世代に…写真プリントの「簡単デジタル化ツール」 (1/2ページ)

 カメラや写真が貴重だった昭和時代、人々は写真プリントをとても大事にしアルバムに貼って保存してきた。ところが最近、分厚いアルバムを保管しきれない、効率よく残したいと考えている高齢世代が増えている。子供や孫の世代になれば、不要品として処分されるおそれも大きい。アルバムがボロボロになっていることもある。かつて酸性紙が使われていたため、台紙の劣化が先に進んでしまうからだ。

 だが、家庭のアルバムに貼ってある写真は、この上なく貴重な記録だ。おじいちゃんやひいおばあちゃんたちがどんな人で、どんな生活をしていたのか。子供や孫がある年齢に達し自分のルーツを知りたいと目覚めた時、画像によって知る唯一の手がかりとなる。しかし、兄弟姉妹が多い場合、1冊のアルバムの奪い合いになることもある。そこで、ボロボロの家庭アルバムを劣化なくコンパクトに残すため、デジタル写真化を勧めたい。

 ひとつの解決法として、「アルバムのDVDデータ化」サービスの利用がある。業者によりさまざまなサービス、メニューがあるが、アルバム1冊につき3000円前後から利用できる。富士フイルムの「写真スキャンサービス」では、アルバムをページごとにスキャンした画像と、1枚1枚の写真を切り抜いた写真集という2種のDVDを作成。テレビで閲覧できるムービーやフォトアルバムに再構成するなど選択肢が多く、価格は6000円台からだ。

 アルバムのデジタル化は自分で行うこともできる。最も簡単な方法は、コンパクトデジカメの接写モードでの撮影だ。だが、これはハードルが高い。プリント全面にむらなく光を当て、かつ色をきれいに再現するのにはかなりの技がいるからだ。

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