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【日本の元気 山根一眞】効率よく残したいと考えている高齢世代に…写真プリントの「簡単デジタル化ツール」 (2/2ページ)

 そこでお勧めが、iPhoneで写真をスキャンする「Omoidori(おもいどり)」(PFU製、PD-AS02・税込み1万1852円)だ。手のひらにのるフラットなこの装置は折りたたみ式で、本体を引くと三角のピラミッド状になる。その一辺にiPhoneをセットし専用アプリを起動。これをアルバムなど写真プリントの上に置きiPhoneのカメラでスキャンする仕組みだ。

 アルバムから写真を剥がせなくても、載せるだけでいい。内部の両側に照明用の白色LEDがあり、両者が交互に発光し2枚を撮影。その2枚から発光によるテカリのない部分を抽出合成、1枚の鮮明な写真に自動的に仕上げるという発想で、この技術には敬服した。

 スキャンできる写真はL判だが、2L判写真をずらして2枚スキャンし1枚に合成するモードもある。スキャン撮影後にiPhone上でトリミングや赤目補正なども可能。プリントを撮る場合、写真のソリを押さえつけるオプションの「フォトプレッサー」(PD-ASPP、同2750円)は必須なので、本体+フォトプレッサー+ケースのセット(同1万6500円)がお勧めだ。

 一方、対応するiPhoneが、8、7、6s、6、SE、5s、5の7機種のみなのが残念だが、私は機種変更で使わなくなった旧iPhoneを「Omoidori専用」にしている。

 ■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、福井県年縞博物館特別館長。愛地球博愛知県総合プロデューサーなど多くの博覧祭も手がけてきた。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。「山根一眞の科学者を訪ねて三千里」(講談社)を連載中。理化学研究所名誉相談役、JAXA客員、福井県交流文化顧問、獨協大学非常勤講師、日本文藝家協会会員。

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