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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「挑む」》湯島天神の絵馬5万枚! 感謝の気持ちも忘れずに (1/2ページ)

 大学受験に挑むおい(18)のため1月半ば、学問の神様として知られる湯島天満宮(湯島天神・東京都文京区)を訪れた。松江市に住む彼が書いて送ってきた絵馬を代わりに奉納するのだ。合格して未来が開けますように。心から頭を下げた。

 絵馬を奉納する台「絵馬掛け所」は境内にいくつもあるが、すでに絵馬が分厚く折り重なるようにかけてある。近付くと木の香がするほどで、立ちのぼる「気」のようなものすら感じた。

 一体どのくらいあるのか。湯島天神によると、絵馬は年末から積み重っていき、2月上旬時点で約5万枚あるという。合格祈願はもちろんだが、恋愛成就、商売繁盛など願い事はさまざまだ。

 学問の神様、菅原道真公だけでなく、天岩戸を開いたと神話に伝わる天手力雄命(あめのたぢからをのみこと)もまつっていることから、開運や力の神様として近年は病気平癒祈願でのお参りも多いという。

 2月以降は合格発表を受けて次第に「お礼参り」の絵馬も増加。おたき上げをする4月には、絵馬掛け所に積み重なる絵馬の厚さは1メートル近くにも達する。

 湯島天神ではお札に名前を入れてもらえるのだが、近年は海外からの参拝者のため、カタカナや英語、ハングルで入れることもあるそうだ。海外からの参拝者増加に伴い、昨年末には社務所に74言語に対応できる小型の翻訳機も導入。境内に設置したモニターでは参拝の作法を日本語と英語で紹介している。

 権宮司の押見匡純さん(44)は「時代の流れとともに変わっていくところもあるが、地域の中心であり心のよりどころとなる“芯”は変わっていません」と話す。