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日韓冷え込みも…「第3次韓流ブーム」到来 大阪・生野コリアタウン  (1/2ページ)

 日韓関係の悪化により訪日韓国人客が激減し全国の観光地で影響が出るなか、大阪・生野コリアタウン(大阪市生野区)に「第3次韓流(はんりゅう)ブーム」が到来している。チーズドッグなどの韓国フードを食べ歩きながら、コスメやK-POPアイドルのグッズを買い求める中高生ら若者が殺到。週末はソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)のようなにぎわいだ。その人気の背景にあるものは。(石川有紀)

 ■中高生が中心の街

 JR鶴橋駅の南東約1キロ、御幸森(みゆきもり)天神宮から東西約500メートルに延びる3つの商店街が連なる生野コリアタウン。両側に食料品店や雑貨店、CDショップなど、韓国からの商品を扱う店が並び、週末には若者でごった返す。

 「第3次韓流ブームが来るとは。今は中高生が中心の街になった」と、御幸通商店街会長で花店を営む由良(ゆら)英明さん(58)は変貌ぶりに驚く。

 各商店街は、もともと戦前に朝鮮半島から移住した人たちが形成した市場。かつては「朝鮮市場」と呼ばれ、業者や地元住民向けに商売していた。その後、客の減少や後継者問題への危機感から、在日韓国・朝鮮人と日本人の店主らが協力して新たな顧客を呼び込もうと、観光地「コリアタウン」に転換した。

 街に中高生が多くなった背景には、地元の市民団体「コリアNGOセンター」が平成8年から本格的に始めた体験学習の存在がある。