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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】新型肺炎も…国会は何をしているのか? 野党の「いつもの追及劇」にシラける国民 (1/2ページ)

 中国発の新型肺炎に対する懸念が高まる一方だ。私は新幹線や飛行機に乗る機会が多いが、マスク姿の人が目立って増えてきたように思う。

 都心では、マスクがなかなか買えない。そこで先週、佐賀県に出かけたついでに、「こちらなら買えるかも」と期待して、地元の人に聞いてみたら「朝、20分くらいで売り切れですよ」という。

 感染者、ないし感染疑いのある人の数は増える一方なので、当分、あれこれと心配な状態が続くだろう。

 それなのに、国会は何をしているのか。野党は相変わらず、首相主催の「桜を見る会」問題で政府を追及している。先週から攻撃の矢面になったのは、北村誠吾地方創生相(公文書管理担当)である。

 野党が、内閣府の提出した会の推薦者名簿が一部、白塗り状態になっていた点をとらえて違法性をただすと、北村氏は答弁がしどろもどろになり、最後は「刑法上の改竄(かいざん)ではない」と答えた。

 すると、野党側は「刑法上の判断をする担当大臣か」などと攻め立て、先週末は野党議員が一斉に退席して、衆院予算委員会がそのまま散会する事態になった。

 野党の質問に、上手に答えられない大臣も大臣とは思う。北村氏は地方創生に絡んで、AI(人工知能)やビッグデータを活用したスーパーシティ構想について聞いた記者の質問にも、満足に答えられなかったようだ。勉強不足と指摘されても、やむをえない。

 ただ、野党も野党だ。

 質問で大臣を立ち往生させるのはいいとしても、勝手に国会を退席してしまうのは、どうか。国会議員は質問するために歳費をもらっているのを忘れてもらっては困る。

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