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日中外相会談で訪日準備一致も…習主席の「国賓」来日は新型コロナウイルス次第

 茂木敏充外相は15日午後(日本時間16日未明)、ドイツ・ミュンヘンで中国の王毅国務委員兼外相と会談した。王氏とは、4月に予定する習近平国家主席の「国賓」訪日を連携して準備することで一致したが、中国発の新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、その実現は流動的だ。

 「習氏の指導の下、14億人の中国国民が団結して感染拡大の防止に全力で取り組んできている」「(習氏の『国賓』訪日を)ぜひ実現したい。日中関係を新たな高みに持っていきたい」

 王氏は、外相会談で、こう語った。ただ、新型ウイルスを世界にバラまいた謝罪はなかった。

 習氏の来日予定まで1カ月半に迫るなか、日本政府内には、中国側が感染対策に追われ、延期を余儀なくされるとの見方が増えている。中国でも、3月5日に開幕予定の全国人民代表大会(全人代=国会)の延期論が浮上している。

 加えて、習氏の「国賓」来日には、与野党から反対論が出ている。

 国賓の場合、天皇、皇后両陛下による歓迎行事や会見、宮中晩さん会などが催される。両陛下や皇族の方々が、新型肺炎に感染しないと誰が保証できるのか。

 茂木氏は外相会談で、新型ウイルスの感染拡大の防止と、事態の早期収束に向けた最大限の努力を強く求めた。

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