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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】本論そっちのけな「反権力」「反政権」メディアに物申す! 新型肺炎はどうした? (1/2ページ)

 おかげさまで、拙著『「反権力」は正義ですか ラジオニュースの現場から』(新潮新書)が3刷となりました。このコラムの読者の方々をはじめ、みなさんが支えてくださったおかげで、私にとって望外の喜びです。ありがとうございます。

 さて、タイトルがちょっと刺激的なためか、「では、権力に擦り寄ることが正義なのか!?」というご批判をいただきました。タイトルだけ見ると、そういった読み替えもできてしまいます。

 ただ、私が問おうとしたのは「反権力」とスタンスを決めてから報道しようとすると、結論がある程度縛られてしまう。取材によって想定外のものが出てきたときに矛盾し、論理がねじ曲がってしまうのではないか? それがマスコミの閉鎖感や、視聴者・読者の不信につながっているのではないか? という問題提起でした。

 それを端的に表すのが、先月から始まった国会をめぐる報道です。

 予算委員会での実質審議が始まった翌日(1月28日)、初日の攻防を踏まえて新聞各紙の社説が並びました。その見出しの違いに驚きました。

 朝日新聞は「首相の答弁 疑念晴らす気あるのか」。

 まるで、国会がお白洲の場であるかのよう。「この期に及んで御託並べるとは、ふてぇ野郎だ!」という気持ちが乗り移ったかのようです。

 しかし、ちょっと待ってほしい(朝日風)。確かに、桜を見る会での政府の対応にはマズさもあるし、世論調査では一連の問題がけしからんという人が7割を超えています。ですが、国会というところは疑惑を追及し、政権を追い詰めるためだけにあるのでしょうか?

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