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映画内の格差・貧困描写「韓国では当たり前」 欧米が見た「パラサイト」の半地下とチョ・グク一家 (1/2ページ)

 第92回アカデミー賞で作品賞など4つの賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)について、欧米メディアはチョ国(チョ・グク)前法相の娘の不正入学疑惑など、韓国の現実社会の格差や貧困問題と絡めて論評している。

 同作は、「半地下」と呼ばれる韓国独特の住居に住む貧困層の家族が、家庭教師などの職を介して高台の豪邸に暮らす富裕層の家族に“寄生”していく様子を描いた。オスカー史上初めて外国語映画が作品賞を受賞したこともあり、反響は世界に伝わっている。

 「ソウル周辺の身近なシーンに多く目を向け、都市部における持つ者と持たざる者の違いを強調した」と批評したのはロイター通信。貧困層の若者が、書類を偽造して名門大出身と学歴を偽るシーンについては、娘の名門大不正入学疑惑が波紋を呼んだ「チョ国前法相の疑惑を思い起こさせる」と言及した。

 米ワシントンポストは、1月の同賞ノミネートの際に「広がり続ける格差は、韓国映画業界でますます人気のテーマになっている」とし、高い自殺率や超学歴社会などと絡めて論じた。

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