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東京・葛飾アパート火災遺体は「投資ジャーナル」中江滋樹元会長か

 東京都葛飾区のアパート火災で焼け跡から見つかった遺体は、契約者情報から投資顧問会社「投資ジャーナル」グループの中江滋樹元会長(66)とみられる。中江元会長はかつて「兜町の風雲児」と呼ばれたが、1980年代に多くの投資家らが被害に遭った詐欺事件で実刑判決を受けた。

 警視庁亀有署や関係者によると、20日午前8時15分ごろ、近くに住む女性が「煙が出ている」と119番。火元の2階の部屋約25平方メートルが焼けた。

 部屋の契約者は、中江元会長と氏名や年齢などが同じだという。

 中江元会長が設立した投資ジャーナルは「保証金の10倍まで株の買い付け資金を融資する」などとうたい、投資家約7800人から総額約584億円を集めたが、百数十億円は戻らず、警視庁が詐欺容疑で摘発。中江元会長と女性アイドル歌手のツーショット写真も報じられる騒ぎとなった。

 中江元会長は懲役6年の有罪判決を受けて服役し、出所後の2006年には滋賀県近江八幡市の自宅に灯油をまき、火をつけようとしたとして放火未遂の現行犯で逮捕。のちに「犯行時に心神耗弱だった」として起訴猶予処分とされた。

 たびたび死亡説が流れる一方、10年ごろには「兜町周辺で活動を再開した」との情報も出た。最近は往時を振り返るメディアの取材に応じることもあった。

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