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新型肺炎、韓国でも感染者100人超! 文大統領は正念場も…変わらぬ親中ぶり発揮「習氏訪韓、変わりなく進める」

 中国発の新型コロナウイルスは、韓国でも感染が止まらない。20日には新たに53人の感染が確認され、感染者数は計104人に急増、初の死者も出た。文在寅(ムン・ジェイン)政権は正念場に立たされている。

 「市中感染が始まった初期の段階にある」

 韓国保健当局者は20日、記者会見で危機感をあらわにした。韓国では19日からの2日間だけで70人の感染が確認された。横浜市に停泊中の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での感染者を除けば、感染者数が3桁に乗ったのは中国に次ぎ2カ国目だ。

 聯合ニュースなどによると、南東部の大邱(テグ)市では、新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会に通う信者の間で集団感染が見られた。

 中国への渡航歴がないことを理由に、一部の感染者が高熱などの症状が出た後もウイルス検査を拒んで礼拝に通っていたことが、事態を悪化させたようだ。

 韓国保健当局は礼拝に出席していたとされる信者ら計約1000人の検査に踏み切り、信者には外出禁止を求めた。

 大邱市に近い慶尚北道(キョンサンプクト)では入院していた60代男性が19日に死亡後、ウイルス感染が判明した。

 文氏は13日に「新型肺炎は遠からず終息するだろう」と言及し、韓国メディアの関心も「ダイヤモンド・プリンセス」での感染拡大に移っていた。だが、文氏の見立ては外れた。コロナウイルスへの対応を誤り、韓国経済界への影響の拡大を食い止められなければ、今春の総選挙にも響く。

 韓国大統領府(青瓦台)によると、文氏は20日には中国の習近平国家主席と電話で会談し、保健当局間で臨床治療の経験を共有することを確認した。

 新型肺炎に終息の兆しが全く見えないなかで「親中」ぶりも発揮し、会談では習氏の韓国訪問を「変わりなく進める」ことでも一致した。

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