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【有本香の以読制毒】新型肺炎、厚労省の“大罪” やはり安倍政権の「鬼門」か 中国“忖度”で入国制限拡大せず…国民を危険に晒すな! (1/3ページ)

 中国発の新型コロナウイルスの感染拡大について、日本政府への批判が噴出している。米国などに比べて渡航制限の対象が限定されているうえ、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染対策について、神戸大学医学部の岩田健太郎教授(感染症内科)が批判動画を公開したのだ。政府側は強く反論しているが、安倍晋三首相は厚生労働省を信用しすぎたのか。「桜を見る会」に続き、新型肺炎(COVID19)も政局に利用しようとする左派野党の存在。中国本土では20日朝時点で、感染者は7万4000人以上、死者は計2112人超となったが、日本では絶対に「パンデミック(感染爆発)」を阻止しなければならない。ジャーナリストの有本香氏が人気連載「以読制毒」で迫った。

 第一次安倍政権のとき、厚労省は政権にとっての「鬼門」だった。2007年に発覚した「消えた年金問題」で、厚労省を信頼してかばった安倍首相は、それが仇(あだ)となって火だるまになり支持率が急落。辞任への伏線の一つとなった。実は、社会保険庁の内部情報が組合組織を経て、当時の野党・民主党にリークされていたことは、後に分かる。

 いま、新型コロナウイルスへの政府の対応の緩慢さを見ると、当時を思い出す。今回職員の「裏切り」はないが、安倍首相が厚労省を信頼し過ぎて、官邸が機能停止に陥った感は否めない。

 「フェーズが変わった」

 日本国内の「専門家」らはこう口をそろえる。「いまさら渡航制限しても意味なし」「水際作戦も無意味」の大合唱だが、世界各国は最高警戒レベルを維持し、中国からの渡航制限を解く気配はない。ここへ来て強化する動きすらある。

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