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新型コロナ、米国でも「市中感染」拡大か 西部カリフォルニア州で感染者33人

 米国でも、新型コロナウイルスの感染が拡大している可能性が出てきた。米疾病対策センター(CDC)が、西部カリフォルニア州で新たに感染経路が確認できない新型コロナウイルスの患者が初めて見つかった、と発表。米国では現在、季節性インフルエンザが猛威をふるい、少なくとも1万2000人の死者が出ている。そのなかに相当数の新型コロナウイルスの患者がいるとの指摘もある。

 同州のギャビン・ニューソム知事は27日の記者会見で、同州では新型コロナウイルスの感染者が33人、感染拡大が懸念されるアジアから到着した約8400人の健康状態を経過観察していると明らかにした。

 新型コロナウイルスの広がりに備え、ドナルド・トランプ大統領は1月31日に公衆衛生上の緊急事態を宣言し、過去2週間以内に中国渡航歴がある外国人の入国を禁止するなどの強制措置に踏み切った。それでも米国全土では2月26日時点で計60人の感染が確認されている。

 米国には現在、中国系米国人が380万人ほどいるとされ、中国との往来も多い。今後、感染が広がれば医療保険に加入していない患者も出て、米国の医療体制が揺らぎかねないとの見方もある。

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