記事詳細

新型コロナ「パンデミック」なら東京五輪どうなる? 世界中から選手、観客が来られない可能性も 評論家・八幡和郎氏が考察 (1/2ページ)

 中国発の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪(7月24日開幕)を心配する声がある。日本政府は事態収束に全力を挙げているが、感染が世界中に広がって「パンデミック(感染爆発)」となった場合、どうなるのか。評論家の八幡和郎氏が考察した。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は2月27日、「推測や仮定の話には答えない。日本政府や大会組織委員会と緊密に連携し、選手や観客の安全を最優先に大会成功へすべての準備をしっかりやっていく」と述べた。早い時期に、東京五輪の延期や中止へかじを切ることはなさそうだ。

 また、日本政府が2日から全国の小中高校などの臨時休校を要請したのも、タイムリミットとされる5月ごろまでに状況を落ち着かせることを念頭に置いたものだろう。

 ただ、心配なのは、新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、「パンデミック」というべき状態に近づいてきたことだ。となると、日本では状況が落ち着いても、世界中から選手や観客が東京に集まることが難しくなる可能性がある。

 日本側としては、東京五輪は予定通りに開催したいが、それで、いったん収まっていた流行がぶり返しでもしたら大変なことになる。

 こう考えると、「決行するなら、いつまでに結論を出すのか」「3カ月程度の延期はあるのか」「無観客試合は日本にとって受け入れられるか」「1年延期はどうか」「東京以外での開催はあり得るのか」など、内外のさまざまな可能性をシミュレーションしておくべきだろう。あらゆる事態を想定して優先順位をつけ、IOCとの交渉でどんなカードが出せるかなど、衆知を集めて検討しておいた方がいい。

関連ニュース