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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「流行」》感染拡大で一般参賀も中止に…広がる新型肺炎の波紋 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大が、日本社会に大きな波紋を広げている。先月23日、令和初の天皇陛下のお誕生日に予定されていた一般参賀も、宮内庁の判断で中止された。感染症が理由で一般参賀が取りやめられたのは、初めてのことという。その後、政府は全国の小中高校に休校を要請する異例の呼びかけを行い、ディズニーランドやUSJなどのテーマパークも休園に。スポーツやコンサートなどのイベントの中止や延期が相次いだ。

 宮内庁が決定を下したのは、中国からの帰国者や特定の集団だけではなく、国内でも少しずつ、感染経路不明の患者が確認され始めたころ。当時はまだ、都心でもマスクを着けている人はまばらで、政府関係者の間では東京五輪を前に、過剰な「自粛ムード」を誘発することへの警戒感もあった。国民的なイベントを取りやめることに、当初は「不安をあおるのでは」という声もあったという。それでも中止を決めたのは、重症化しやすい高齢の参加者も多く、数万人規模の人が一定時間密集する催しの特性を考えてのことだろう。

 何より、そうした不安や懸念が少しでもある中で、陛下が大勢の人を皇居に迎え入れ、広くお祝いを受けられる機会を設けるのはふさわしいか-。という関係者の配慮もあったのかもしれない。陛下はこの中止の判断について、同庁幹部から報告を受けたといい、お誕生日に先立ち行われた即位後初めての記者会見では、患者へのお見舞いや、対策に当たる関係者へのねぎらいの言葉を述べるとともに、「感染の拡大ができるだけ早期に収まることを願っております」と言及された。