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【富坂聰 真・人民日報】習主席、全人代延期も幹部会議は頻繁に 新型コロナ“防疫面”に強い自信「ウイルス蔓延勢い抑えた」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染に揺れる中国では共産党が異例の頻度で政治局会議および政治局常務委員会を開催している。

 2月25日にも政治局常務委員会が北京で開かれ、習近平国家主席の重要講話が出された。

 こうした元々ある党中央の意思決定システムに加えて、対新型コロナのための対策会議も高い頻度で開かれているのだから、党中央がいかにこの問題を重視しているのかが分かるというものだ。

 だが、ここにも1つの変化の兆しが見える。

 きっかけは、23日に開かれた〈新型コロナウイルスの拡大阻止と制御および経済社会発展を統合して推進するための作業調整会議〉である。

 新型コロナウイルスに関しては、退院した感染者の約14%が、再び検査で陽性反応となるなど分からないことが多く残されているが、それでも湖北省以外での感染には一定程度の落ち着きがみられ始めたことから、一気に出口に向けて、かじを切ったと思われるのだ。

 それにしても驚かされたのは、23日の同会議での習氏の講和が25日には冊子となって全国の書店に並んだことだ。おそらくこの会議の重要性を反映した動きだ。

 会議は、中央政府感染状況対応作業指導チームの李克強総理が主催し、習近平氏以下政治局常務委員がほぼ出席している。加えて、各省、市、自治区と陸軍、海軍、空軍、ミサイル部隊、戦略支援部隊、連合後方勤務保障部隊、武装警察部隊の代表が顔をそろえ、テレビ会議のチャンネルを開いて行われたのだ。

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