記事詳細

【室谷克実 新・悪韓論】韓国・文大統領「三・一独立運動」記念式典で“無気力”演説? 例年の「反日強化」発言出ず…新型コロナ&弾劾請願が影響か (1/3ページ)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がおかしい。日本の植民地統治に抵抗して起きた「三・一独立運動」を記念するソウルでの政府式典(1日)で演説したが、いつもの激しい「反日」発言はなく、逆に「未来志向の協力関係」などと訴えたのだ。同国は、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、3日時点で、感染者数は5186人、死者は31人。文氏の異変の背景は、日本が備蓄している新型インフルエンザ薬「アビガン」狙いか、韓国の経済危機を感じて「日韓通貨スワップ」の復活を模索しているのか。韓国情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏が人気連載「新悪韓論」で考察した。

 韓国大統領による「三・一節(独立運動記念日)」の演説を、日本のマスコミがこれほどスルーしたのは初めてだろう。国会議員選挙を控えて、国内保守派を批判し、日本にモノを申す絶好の機会だったはずだが、奇抜な提案もなく、全体として新鮮味に欠けた。演説全文を読み直すと、文氏には為政者としての「気力の衰え」すら感じられる。

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の防疫失敗と、「大統領弾劾」を要求する国民請願(=4日朝時点で146万人)が効いているのかもしれない。

 2018年の三・一節演説で、文氏は、慰安婦問題を取り上げ、「加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない。戦争当時にあった反人道的な人権犯罪行為は、『終わった』という言葉で隠すことはできない」と、不可逆合意の無視を公然と述べた。

 19年は、「親日残滓の清算」を提唱し、国内保守派と日本に切りかかってきた。

関連ニュース