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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「流行」》疫病蔓延防ぐ? ネットで拡散する妖怪「アマビエ」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、さまざまなものがはやったり改めて注目されたりしているが、興味深いのが疫病退散に御利益がある…かもしれない妖怪「アマビエ」を描いてインターネット上で公開するという流行だ。

 アマビエは弘化3(1846)年、肥後(熊本県)に現れたとされる妖怪で、京都大学付属図書館が所蔵する瓦版に記述がある。それによると、海中に夜ごと光るものが出現。役人が見に行くと、それがアマビエだと名乗り、「これから6年間諸国は豊作だ。病気が流行したら私の絵を描いて人々に見せよ」と言って海中に消えたという。

 添えられたアマビエの絵は、鳥のようなくちばしに長い髪、体はうろこに覆われ足は3本ある奇妙な姿。ギャグマンガのような子供が描いたようなユーモラスなタッチになんだか心癒される。

 2月下旬からネット上で話題になり始めたようで、プロアマ問わず多数の「絵師」が作画に参戦。ツイッターにアップして「人々に見せ」ているのだ。色もタッチもさまざまで、木彫りやぬいぐるみ、粘土作品などまで登場するほどの「祭り」となった。

 共通の願いはもちろん「新型コロナウイルス退散」。画像には「早く平穏な日々が戻りますように」といったメッセージが添えられている。京大付属図書館も3月6日に公式ツイッターに瓦版の画像をアップした。画像は同館のデジタルアーカイブで公開されており、自由にダウンロードできる。担当者は、「暗いニュースが多い中で、少しでも楽しんでもらえればと思った。資料がいろいろな形で使ってもらえおもしろい」と話す。