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納豆品薄!? 業界困惑「欠品状態…コロナに効くというデマ流れている」 (2/2ページ)

 品薄に至った経緯について、1月30日に国立がん研究センターが、「納豆の摂取量が多いほど循環器疾患死亡リスクが低い」という調査結果を公表したことも背景にあるという。

 「2月の頭ごろには納豆の消費の調子が良かったが、新型コロナウイルスがはやり、トイレットペーパー騒動などでスーパーへの入店が増えると納豆やカップ麺、ヨーグルト、卵などの日配商品がついで買いのように売れ、一斉休校で内食化も進んだ状況になった。欠品状態になっているので、新型コロナウイルスに効くというデマが流れている状況とみている」(広報担当者)

 デマによって売れているというよりも、売れているからデマが広がったというのだ。

 消費者庁は今月10日、新型コロナウイルスに対する予防効果をうたう健康食品などの表示について改善要請を行い、消費者に注意喚起した。そのなかで《天然藁納豆にウイルスは勝てない! 納豆に含まれるペプチドは肺炎の起因菌の膜を破壊します!》という宣伝文句も一例に挙がった。

 納豆メーカーでは出荷ベースで昨年の2割増になっているという。前出の広報担当者は「欠品が欠品を呼び、偽情報を呼んでいる。納豆は作るのに2~3日かかる。原料調達にもしわ寄せがきているので落ち着いた消費行動をしてもらいたい」と嘆く。

 誰かが騒動の糸を引いているのか。

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