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【新型コロナ革命】韓国やイタリアのような「医療崩壊」起きてはいないが… 日本は海外を見習ってもっと“大胆な対策”を! (2/2ページ)

 英国船籍のクルーズ船の乗客の扱いに批判もあった。

 ただ、大部分が日本語もできない数千人もの乗客・乗員を上陸させたら、感染のさらなる拡大は不可避だった。それに医師や看護婦、隔離施設などをあてがうコストは耐えがたいものだっただろう。とりあえず、船内に留まらせただけでも上々の判断だった。

 とはいえ、加藤勝信厚労相のもとでの対策に私が満足しているわけではない。加藤氏は財務官僚らしく、上がってきた情報を見事に取捨選択して手堅く処理している。しかし、もっと陣頭指揮型でダイナミックな対策も考案し展開してほしい。

 例えば、海外でやっているように、臨時に特例を設けても遠隔医療で診断したり、検査対象者を病院に来させるのでなく医者でなく完全防御の看護師が車で訪れて検体を出張採集するなどやるべきだ。

 さらに、ウイルスがもっと蔓延(まんえん)した場合、臨時に休業していたり、まだ研修中の医師や看護師をどう動員するとか配置転換するとか、中国からの医師受け入れなど、準備万端整えるべきだと思う。

 ■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『ありがとう、「反日国家」韓国』(ワニブックス)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)など多数。

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