記事詳細

習主席を北京大幹部が内部告発! 中国発表「コロナ新規感染ゼロ」はウソ? 識者「独裁維持に不可欠な『言論統制』崩れている」 (2/3ページ)

 習氏は10日、新型コロナウイルスの感染拡大後、初めて武漢市入りし、「(感染状況に)前向きな変化があり、重要な成果が出ている」と強調し、感染が終息に向かっているとアピールした。中国政府の発表では、湖北省でこれまでに5万8000人近くが治療を終えて退院。武漢市では今月中旬以降、1日あたりの新規感染者数が10人以下で推移しているという。

 ただ、この「中国政府発表」が信用できない。

 武漢市の隔離施設の医師が共同通信の取材に対し、武漢市の状況改善は欺瞞(ぎまん)だと内部告発したのだ。

 この医師によると、習氏の視察以降、自身の担当患者に肺炎の所見が見られたにもかかわらず、感染症対策を担う当局の「専門団」の判断で隔離が解かれたという。このころから解除の判断が甘くなり「感染者の大規模な隔離解除が始まった」という。習氏への配慮から「対策成功アピール」のため治療中の患者数を意図的に減らしていると指摘した。

 中国政府は、武漢市で18日に新規感染者が0人になったと発表したが、医師は政府の集計は「信頼できない」と断言した。

 中国を代表する北京大学からも「異論」が飛び出した。

 北京大学の姚洋国家発展研究院院長は20日までに、中央集権の強権統治の下、圧力を感じた地方の当局者が「新規感染を1例も出してはならない」と萎縮していると批判する「異例の論文」を発表した。

関連ニュース