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「何としてもやる。中止にはさせない」安倍首相の執念! 五輪史上初“延期”決定の舞台ウラ 問われる日本の真価 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受け、東京五輪・パラリンピックを1年程度延期することが決まった。安倍晋三首相が24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話で会談し、合意した。五輪が戦争で中止になった例は複数あるが、延期は史上初めて。この陰には、安倍首相の「中止にはさせない」という執念があった。

 注目の電話会談後、安倍首相は「今後、人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証しとして、完全な形で東京五輪・パラリンピックを開催するために、バッハ会長と緊密に連携していくことで一致した。日本は日本として、開催国の責任をしっかりと果たしていきたい」と記者団に語った。

 関係者によると、官邸は1月末、中国での新型コロナウイルスによる感染拡大がパンデミック(世界的大流行)となる可能性を見据えて、「IOCが世界保健機関(WHO)と東京五輪について協議している」との情報を受け、緊張した。

 IOCは五輪開催について絶対的権限を持っており、昨年10月には東京五輪のマラソンと競歩の会場を「札幌市に移す」と一方的に通告してきたからだ。

 安倍首相は「何としても東京五輪はやる。(中止にはさせない)」と周囲に語り、国内での新型コロナウイルス対策に加えて、水面下での情報収集や根回しを進めた。

 その後、日本での感染拡大は抑制されていたが、感染拡大は欧州や米国に広がり、世界中から選手や観客が東京に来るのが難しくなってきた。