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【釈量子 いざ!幸福維新】「スプレードライヤー」の技術が中国に渡るのは大問題! 「軍事」と「民用」の境がない国への規制強化を (1/2ページ)

 今月11日に気になる逮捕劇がありました。警視庁公安部が「生物兵器」などに転用可能な噴霧乾燥装置「スプレードライヤー」を中国に不正に輸出していた横浜市の精密機械製造会社「大川原化工機」の社長らを、外為法違反(無許可輸出)の容疑で逮捕したのです。

 いま、世界に感染を広げている新型コロナウイルスが、実は「中国製の生物兵器ではないのか?」という疑問の声が、安全保障分野の専門家から上がっています。ただ、残念ながら日本人にはピンと来ていません。

 化学(chemical)、生物(biological)、放射性物質(radiological)、核(nuclear)の頭文字をつなげた「CBRN」という言葉があります。

 「スプレードライヤー」の技術が中国に渡るのは、実はCBRNの観点から大問題なのです。

 これは、液体を霧状にして熱風を当て、急速に乾燥させ、均等な粒子状にできる装置です。

 本来は経済産業省の輸出許可が必要ですが、同社は無断で東南アジアなどにも輸出していました。同社は「悪気はなかった」との言い分かもしれませんが、ドナルド・トランプ米政権は18年から、共産党独裁国家の中国を念頭に外資規制をかけ、通信機器大手のファーウェイ(華為技術)への禁輸措置に大胆に踏み切っています。

 わが国も昨年5月にハイテク技術の規制を強め、対外輸出できない業種をピックアップし、用途の確認を徹底しています。前出の「スプレードライヤー」も、あくまで軍事転用は可能との視点は忘れてはなりません。

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