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子供のゲーム時間「1日60分まで」どう考える? 高橋名人が違和感“16連射” 「親はのめりこむ子供を見守って」 (1/2ページ)

 子供のゲーム時間の目安を「1日60分まで」と掲げた全国初の条例が香川県で4月1日に施行される。賛否が分かれる条例だが、ファミリーコンピュータの時代に「ゲームは1日1時間」と呼びかけていた高橋名人(60)はどう考えるのか。夕刊フジが直撃すると、一世を風靡(ふうび)した「16連射」のごとく問題点を指摘した。

 新型コロナウイルス問題で一斉休校から春休みに入り、ゲームぐらいしかやることがない子供もいるのではないか。

 香川県の「インターネット・ゲーム依存症対策条例」はスマートフォンを利用したオンラインゲームなどへの子供の依存を防ぐのが目的とされ、子供のゲームの利用時間の目安を1日60分(学校休業日は90分)とし、保護者にルールを順守させる努力義務を課した。罰則規定はない。

 条例をめぐっては、依存症を防ぐ効果を期待した賛成の声もある一方、条例が私生活を縛ることに反対の意見も強い。

 1985年ごろ、子供たちの憧れだった高橋名人も「ゲームは1日1時間」と呼びかけていた。条例の時間制限と似ているが、狙いは似て非なるものだったと明かす。

 「インベーダーブームが始まった78年ごろ、主にゲームが遊ばれていたゲームセンターは不良のたまり場というイメージもあった。83年からファミコンが発売され家庭でゲームができるようになると、お金や時間の制限がなくなった子供たちは際限なく遊ぶ。そこでゲームに反対する“天敵”である母親に対する説明が必要と考えた」

 高橋名人の呼びかけはこうした時代背景によるもので、現状で「1日1時間」理論を当てはめると、過去にはなかった弊害が生まれるという。

 「ゲームを1時間に規制して、ほかにどんな遊びができるのか。公園に出ても以前のように大声で遊ぶことが制限され、遊具や野球、サッカーで遊ぶことを危険視する人もいる。子供たちは公園でも友達とゲームすることが増えてしまった」

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