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【大前研一 大前研一のニュース時評】日本の財政状況をみたら「ギリシャはわが身」!? 若手中心に「公務員の転職急増」 (2/2ページ)

 米国のコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の日本支社長時代、私は公務員出身の人材を何人も採用した。この人たちのいいところは、公務員の試験を受けるため、大学に入った後もずっと勉強をしていたこと。遊ぶことが目的で大学に進学してくる連中とは大違いだ。

 そういう意味で、私も随分採用し、仕事面でも助けられた。現在でも、優秀な人たちは引っ張りだこではないか。

 公務員は年金がおいしいといわれるが、民間でも充実しているところはある。そう考えると、公務員のメリットは少ないのではないか。クビにならないということぐらいだ。しかし、2010年に財政危機に陥ったギリシャでは、公務員は3分の1がクビになった。日本の財政状況をみたら、3分の1ぐらいクビにしても間に合わない。そういう意味で、銀行マンや公務員は「ギリシャはわが身」と思ったほうがいい。

 ■ビジネス・ブレークスルー(BBTch)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

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