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大阪市のオフィス街・船場地区の“レトロ西洋建築”が人気! 「歴史の厚みと文化」感じられるエリアに (2/2ページ)

 変化の兆しは21世紀に入る頃から。レトロ建築におしゃれな飲食店や事務所が入り、人々が集まるようになった。高岡さんによると「建物所有者らの意識も、建て替えずに生かす方向に変わった」という。

 地元住民は企業や行政と連携し、レトロ建築の内部を披露する「生きた建築ミュージアムフェスティバル」を、6年前から秋に開いている。40~50代の女性を中心に、昨年は延べ5万人超が参加した。このイベントに協力する高岡さんは「歴史の厚みと文化を感じられるエリアとして価値を高めたい」と話す。

 ■船場地区

 大阪市中央区の地域名。豊臣秀吉が16世紀終盤、大坂城整備に合わせて商人を集め、城下町をつくった。以降、上方経済の中心地となり、金融業や呉服業などが栄えた。現在は高層のオフィスビルやホテル、マンションの開発が進む。レトロな西洋建築の多くは、大阪メトロの淀屋橋、本町、北浜、堺筋本町の4駅に囲まれた北船場と呼ばれる地域に残る。

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