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中国・習政権、新型コロナ感染者数「過少報告」か 専門家「第2の感染爆発の恐れ」

 中国の新型コロナウイルスの死者数と感染者数について、中国当局が過少報告しており虚偽だと結論付ける機密報告書を米情報機関がまとめたと米ブルームバーグが報じた。先週ホワイトハウスに提出したという。専門家は「今後、中国で第2の感染爆発が起こる恐れがある」と指摘する。

 世界に感染が拡大するなか、中国政府はこれまでの発表で世界各国とは異なり感染者数に無症状の人を含めず、国際的な批判を受けて1日から公表を始めた。死者数にも隠蔽疑惑が浮上し、国際社会の不信感がさらに高まるとみられる。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の1日時点の集計によると、中国の感染者は約8万2000人、死者は約3300人。中国が都市封鎖などの厳しい措置を取ったとはいえ、米国に比べてかなり少なく、トランプ大統領も3月27日の記者会見で「中国の数字は分からない」と疑問を呈した。

 中国の過少報告疑惑の背景について評論家の石平氏は「国内では責任を外国になすり付けることで国民の政権不信を回避できる。また、中国が十分に情報提供しなかったという国際社会の批判を緩和する狙いもあるのではないか」とみる。

 石平氏はさらに「今後考えられるのは中国で第2の感染爆発が発生する可能性だ。そうなれば情報を隠し切れなくなる。無症状感染者の公表を始めたのはその布石ではないか」と分析した。

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