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【勝負師たちの系譜】ダブルタイトルマッチ終了 渡辺明三冠、若手相手の棋王戦と追い込まれた王将戦制す (1/2ページ)

 年明けから並行して行われていた、棋王戦と大阪王将杯王将戦のダブルタイトルマッチが終了した。

 この2つのタイトルは、同じ棋士が持っていることが多い。羽生善治九段の七冠時代は当然としても、今年度と昨年度は渡辺明三冠、2012~13年度も渡辺。09~10年度は、久保利明九段が該当した。

 両方持っていると、冬場の対局日程は殺人的スケジュールとなりやすいが、今回は予め配慮していたせいか、渡辺の対局は1月と2月に8局ずつ、3月は6局とバランスよく振り分けられた。

 とは言え3月の6局は、2日制の王将戦が3局入っているから、実際の対局日は9日。移動日も入れる(棋王戦も)と対局に費やした日数は19日となる。

 先に終わったのは棋王戦で、新人の本田奎五段を寄せ付けず、五番勝負を3勝1敗で防衛した。

 本田も本戦トーナメントでは、佐藤天彦九段や丸山忠久九段、広瀬章人八段といった、トップ棋士を破っての挑戦だった。ただタイトル戦となると、初めての羽織袴とタイトル戦の雰囲気に慣れず、実力を出せないままに敗れた若手も多い。

 現在の若手は、初挑戦であっさりタイトルを取る棋士もいるが、やはり戦う相手が保持者だけでなく、自分がタイトル保持者になっていいのかという、重圧とも戦わねばならない。

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