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なぜ韓国メディアは元徴用工男性の証言を“歪曲”と報じたか (4/5ページ)

 「(日本が)メディアを利用して報道するのは、『補償も謝りも必要ない』と歪曲して報道してこそ(被害者の声を)弱めることが出来るからだろう」(チャン・ドクファン/強制徴用被害者連合会代表)

 日本の言論(メディア)側は、MBCの取材に「電子メールを送れ」と答えるだけで、最後まで何の立場も示さなかった〉

   前述したように私の記事はインタビューを再現したもので、歪曲などはしていない。インタビューの録音やテレビ映像等の記録も残されている。改めて録音を聞き直すと、以下のようなやり取りがある(通訳は同席したプロによる)。

 〈--徴用工裁判の話なんですけど、徴用工で働いた人はものすごいたくさんいますけど、どういう補償の仕方が一番望ましいと思いますか。

 「まあ、補償して貰うことってないんじゃない……」〉

 〈--日本政府は、この徴用工の補償の問題は1965年に終わったという認識なんですけど、日本政府に対して何か言いたいことっていうのはありますか。

 「日本政府にもないよ、貰うものは自分は貰ったんだから」〉

 〈--他の徴用工の人が日本企業を訴える気持ちっていうのは理解出来る部分があるんですか。それとも、理解出来ないですか。

 「まあ、裁判を起こして特に得をすることはないと思うんだけど。もう年寄りだから、何も要らないんだよ、お金も」〉

 歪曲という指摘はまったく心当たりのないものだった。それ以上に崔漢永さんが証言を翻したことも気になった。MBCで「ここまで事実をねじ曲げて書くとは思わなかった」と語ったチャン・ドクファンなる人物を私は取材したこともないし、もちろん崔さんの取材にも同席はしていなかった。私から言わせれば、“歪曲”報道をしているのはMBCの方だった。

NEWSポストセブン

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