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中国・武漢、2カ月ぶり封鎖解除 経済活動の正常化へ本格化か

 中国湖北省の武漢市政府は8日午前0時(日本時間同1時)、新型コロナウイルス感染症の拡大を阻止するために実施してきた同市の事実上の封鎖措置を、約2カ月半ぶりに解除した。世界で最初に感染が広がり多くの犠牲者を出した武漢市で、市民生活や経済活動の正常化に向けた動きが本格化する。

 これを受けて、米国務省高官は7日、武漢のウイルス研究機関が持つ情報を共有するよう要請した。ポンペオ米国務長官も記者会見で、中国を含むすべての国が新型コロナに関する情報を透明かつ迅速な方法で共有すべきだとの考えを示した。

 武漢市は1月23日以降、市外に向かう鉄道、航空便をストップさせてきた。市内の公共交通も止め、住民の外出も大幅に規制したが、感染者は急増。武漢市での死者は2500人を超え、発症した感染者は5万人を上回った。

 習近平指導部は新たな感染者の判明がゼロの日が増えたことを国営メディアを通じてアピール。ただ現地では発表に含まれていない死者や感染者も多いとみられている。(共同)