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【高橋洋一 日本の解き方】全国民にマスクを送れるなら政府小切手も送付できる! なぜ複雑な方法にするのか…トンチンカンな官僚たち (1/2ページ)

 米ブルームバーグは2日、「アベノミクスからアベノマスクへ マスク配布策が冷笑を買う」とし、「アベノマスク」が日本のツイッターでトレンド1位になったことを紹介した。米フォックスニュースも、「エープリルフールの冗談ではないかと受け止められている」と報道した。

 いずれも新型コロナウイルス感染対策の一つとして、政府がマスクを配布することを冷ややかに報じている。一方、筆者は「マスクと一緒に、10万円政府小切手を送ればいいのに」とツイートした。

 筆者はかつて、経済危機時の政策提言として、政府小切手を配布する案を主張したことがある。米国などでは実際に行われていたからだ。

 ところが、ある政府関係者は全国民に配布するのが実務上困難だと否定的だった。

 筆者は第1次安倍晋三政権時に、全国民に送付する「ねんきん定期便」を企画して実施した。これは国民の住所確認の役割もある。既に実施されてから10年もたつので、今なら国民の住所管理も十分にできており、政府小切手を配布できるはずだと思っていたら、今回もやはり「全国民には無理」と言っていた。

 そうしているうちに、冒頭のように、突然安倍首相がマスクを全国民に配布すると言い出した。やはり全国民へ配布できるのだ。であれば、補正予算を成立させた後に、政府小切手、正確にいえば、記名式政府振出小切手を送付すればいい。

 記名式政府振出小切手には受取人の名前があるので誤配達や盗難にあっても記名人以外は銀行で換金できない。というわけで、郵送では危ないという人も心配無用だ。

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