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【編集局から】コロナウイルスの猛威に戦慄! 愛猫との“今生の別れ”にまで影

 三重県の実家で飼っていた愛猫が、9日未明に息を引き取りました。16歳でした。

 生まれてすぐに公園のベンチ下に捨てられていたのを友人が保護し、トイレのしつけなどをしながら里親を探していたところ、私の実家で引き取ることになりました。すでに息子2人を独立させていた両親は、手のひらに乗るほど小さくかわいらしかった子猫を、文字通り猫かわいがり。福々しく育て上げました。

 かかりつけの獣医師の見立てでは、人間の95歳に相当する長寿。年明けに帰省した際には、元気に走り回る姿を見ていたのですが、ここ数日で急激に体調を崩していたといいます。

 長年暮らしを共にしてきた家族を天国に送ってあげようと、ペットの火葬場を探したものの、ここにも昨今のコロナ禍の影響が出ていました。受付を停止していたり、お骨の引き取りが1カ月以上も先になってしまったり。「なかなか希望がかなえられずに往生した」と母。何とか1件、火葬を引き受けてくれるところを見つけたようです。

 葬儀は残された家族で悲しみを共有し、気持ちを切り替える儀式でもあります。今生の別れの場面にまで影を伸ばすウイルスの猛威に、戦慄を覚えています。

(運動部巨人担当・片岡将)