記事詳細

消毒用アルコールと同じ度数の「お酒」続々 新型コロナ対策で (2/3ページ)

 しかし、4月10日になって「消防法等の観点から仕様変更する」と明らかに。飲料用のお酒でも高濃度アルコールの場合は危険物(第四類アルコール類)に該当する場合がある。そこでアルコール度数を75度から66度へと下げ、容器も変え(容量は480mlから500mlへ変更)、商品名も「SPIRITS66」に変更する。「より安全な製造、貯蔵、保管、輸送などの安全強化を重要視し、やむを得ず仕様変更することになった」としている。

 ◆若鶴酒造「砺波野スピリット77%」

 富山県砺波市の若鶴酒造は4月6日、高濃度エタノール製品「砺波野(となみの)スピリット77%」の製造を開始したと発表。4月13日の出荷に向けて準備を進めている。容量300mlで880円。

 砺波野スピリット77%の原材料は、サトウキビ原料の醸造アルコールと水、グリセリンなど。グリセリンは油脂を加水分解して作られる無色透明の液体で、甘味料や保存料に使われる食品添加物。手指消毒用のアルコールでも保湿剤として使われることがある。

 当初は毎週約1000本を製造する計画で、北陸の医療機関へ優先的に供給する他、若鶴酒造の直営店(とやま地酒本舗蔵の香、若鶴 令和蔵)、ドラッグストアなどでの販売を予定している。売り上げの一部は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みに寄付する。

ITmedia News

関連ニュース