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コロナウイルス制圧に“新薬”! ノーベル賞大村氏開発「イベルメクチン」、投与後48時間以内に増殖抑制効果か (3/3ページ)

 大阪大学とバイオベンチャー「アンジェス」などの共同で、6カ月以内の臨床試験を目指す「予防DNAワクチン」は、原薬が完成、動物に投与する非臨床実験の段階だ。

 阪大大学院医学系研究科の森下竜一教授(臨床遺伝子治療学)は、「DNAワクチンは遺伝子情報を使うため、値段も安く、大量生産もできる。スピード感も違う」と話す。新型コロナには「S型」「L型」の2つの型があるというが、「原理的に両方に効く」(森下氏)という。

 世界保健機関(WHO)幹部によると、3月末現在で予防ワクチン候補は50を超す。米免疫療法企業「イノビオ」や、国立衛生研究所(NIH)と米バイオテクノロジー企業「モデルナ」が取り組むほか、中国でも人への臨床試験が開始されている。

 国内でも、国立感染症研究所が遺伝子を組み換えたタンパク質のワクチンを開発中だ。田辺三菱製薬とカナダの子会社も9月の臨床実験を目指し、開発を進めている。

 一方で、ワクチンに対する「過剰な期待は危険だ」と森下氏。「重症化の予防にはなるが、インフルエンザワクチンでも50%程度の効果と説明してきた。抗体ができることで集団免疫をつくり、医療崩壊を防ぐことが重要だ」とクギを刺した。

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