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【新型コロナと自衛隊】危険を顧みず…「責務の完遂」に務める医官、看護官、薬剤官 (1/2ページ)

 自衛隊には、有事の際に自衛官の救急・救命を行う自衛隊病院があり、医官、看護官、薬剤官などの医療スタッフがいる。近年は自衛官以外にも医療提供する自衛隊病院も増えてきた。

 新型コロナウイルスは指定感染症であり、陽性患者が増えてくると病床数が足りなくなる。これまで欧米と比べて日本の感染者数の増加は抑えられてきた。しかし、東京や大阪などの各地で、感染症指定医療機関の病床数が足りなくなってきており、軽症者や無症状の感染者を療養させるホテルの借り上げなど、新たな病床の確保を必要としている。

 さまざまな機関と交渉する前段階で、各地の自衛隊病院が感染者の受け入れ態勢を整えてきた。

 英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のケースでは、自衛隊中央病院などに、陽性が出た112人の患者が受け入れられた。中国からの情報が乏しいなか、初めて向き合う感染症に対し、すべての患者のCT撮影を行った結果、この病気の肺炎の様子が見えてきた。

 自衛隊病院は、このうち了解が得られた104人の症例を集計し、論文(英文も含む)を公表している。CT検査で肺に異常が認められたのは全体の67%だった。だが、無症状や軽症の人(84人)でも、約半数に肺に異常な白い影が観察されたという。

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