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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「忍」》「忍耐」の時も国民とともに (1/2ページ)

 こんな春になると、誰が予想していただろうか。

 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる国内外の状況は刻々と変化し、つい数カ月前、数週間前には想像もできなかったようなことが次々と起こり、人々の生活を、社会を、がらりと変容させている。「国民とともに歩む」皇室もまた、例外ではない。

 1月中旬、菅義偉官房長官が天皇、皇后両陛下が第2四半期(4~6月)に英国を訪問される方向で調整していると発表した。

 天皇陛下のご即位後、両陛下での初の海外訪問。しかも、訪問先はおふた方とも留学経験があり、皇室と王室のゆかりも深い英国とあって、取材にも力が入った。日程はいつごろか。ご訪問先は…。いち早く情報をつかもうと関係者に聞き、取材先をリストアップするなど計画を練っていたが、それももはや遠い昔のように思える。

 そのころ、隣国ではすでに新型コロナウイルスの脅威がくすぶり始めていた。その存在が国内で頭をもたげるようになったのは、2月初め、横浜港に帰港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客の感染確認が契機だった。

 その後、国内外で顕著に感染が広がり始める。陛下は2月23日の60歳のお誕生日会見でこの感染症について、「できるだけ早期に収まることを願っております」と言及された。誕生日の一般参賀は中止となり、3月中旬には、両陛下の英国ご訪問の延期が正式決定された。