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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「忍」》「忍耐」の時も国民とともに (2/2ページ)

 日程調整の段階から英国でも急激な感染拡大が起きていたことは承知していたが、延期の発表からほどなくして、英国のチャールズ皇太子や、ジョンソン首相の感染も確認されたときには、「まさかそこまで…」と信じられない気持ちになった。

 そして今月。政府の「緊急事態宣言」が発令されたことなどに伴い、代替わりに伴う一連の儀式のしめくくりとして19日に行われるはずだった「立(りっ)皇(こう)嗣(し)の礼」の延期が決まった。

 立皇嗣の礼の中心儀式は、秋篠宮さまが皇嗣となられたことを陛下が宣明される国事行為。政府は直前まで、招待者を絞るなど規模を縮小して予定通り行うことを選択肢から外していなかったが、秋篠宮さまはすでに、関連行事として今月下旬に予定されていた伊勢神宮(三重県伊勢市)などへのご参拝について、沿道に集まる住民らの安全を考慮して延期を決められていた。

 皇室の方々は今、出席が予定されていた行事などが次々と取りやめになり、宮中祭(さい)祀(し)など一部のご活動を除いて、お住まいで静かに過ごされているという。一方で、両陛下はこの間、医療関係者などさまざまな専門家から感染症の現状について話を聞き、ねぎらいの言葉をかけられている。「国民が一丸となって乗り越えなければならないですね」。先日の聞き取りの場では、陛下の国民に対するお気持ちも紹介された。

 国際親善や地方訪問など、皇室の重要なご活動を伝える機会はしばらく先延ばしになってしまったが、こうした非常事態でも国民に寄り添う両陛下のお言葉をしっかりと伝えていくことも、同じように重要だと感じている。(い)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。4月のお題は「忍」です。