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金正恩氏の身辺に「異常事態」か…7年続いた慣例を破る (1/3ページ)

 金正恩党委員長、またはその周辺で異常事態が起きているかもしれない。昨日4月15日は、金日成主席の生誕記念日だった。しかし、金正恩氏は金日成氏と金正日総書記の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝していないもようなのだ。

 北朝鮮の建国の父である金日成氏の誕生日は「太陽節」として最も重要な祝日となっており、15日前後は毎年、祝賀ムードに包まれる。とりわけ金正恩氏は、金日成氏と父・金正日氏から受け継いだ「白頭の血統」を最高指導者としての正当性、拠り所としているだけに、参拝のみならず軍事パレードなど、毎年何らかのイベントを催してきた。

 

コロナ感染も

 金正恩氏は2011年12月に最高指導者となった。翌2012年の「太陽節」は金日成氏の生誕100周年ということもあり、軍事パレードをはじめとする大々的なイベントが行われた。翌2013年から金正恩氏は、毎年欠かさず、4月15日午前0時に朝鮮労働党や朝鮮人民軍の幹部を引き連れて錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝し、その様子は4月15日に大きく報道されてきた。

 しかし、今年の15日に限っては金正恩氏が参拝したという報道はなされていない。本日(16日午前11時)の時点で確認できるのは、党や政府、武力機関の幹部が参拝したという報道のみ。つまり金正恩氏は参拝せず、2013年から続いてきた慣例が破られた可能性が高いのだ。

デイリーNKジャパン

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