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【新型コロナと自衛隊】日本では「都市封鎖」も「外出禁止」もできない… 長年の「平和ボケ」のツケ (1/2ページ)

 東京の感染者数が増え、新型コロナウイルスに対応できる病床が足らない状況が続いている。爆発的患者急増(オーバーシュート)があれば、「医療崩壊」を起こしかねない。

 そうならないために、小池百合子都知事は3月23日、都民に向けて「外出自粛」などを要請した。このころから頻繁に「緊急事態宣言とロックダウン(都市封鎖)も秒読みではないか」と報道でも取り上げられた。

 ロックダウンは抽象的な概念だが、一般的に「緊急時に、外部からの進入者に対して内部の人間の安全を確保するため、公共の施設や道路を封鎖すること」とされる。都市の規模になると、道路や鉄道、空港などの往来を止めて、通行を遮断しなければロックダウンとはならない。

 つまり、本気で首都・東京を封鎖しようとすれば、強制力のある機関(=警察や自衛隊)が出動して、従わない国民を制御する必要がある。

 しかし、憲法9条のある日本では自衛隊が道路を封鎖など不可能だ。これまで自衛隊は、感染症予防のための出動を「災害派遣」や「省庁間協力」でやってきただけだ。

 実際、河野太郎防衛相は今月3日の記者会見で、「日本の場合、要請はできるが、多摩川を渡って来る方を止めるわけにはいかない。特に自衛隊が都市封鎖に関わることはないと思う」と答えている。

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