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コロナ感染者受け入れのホテル、周辺住民の声は? 「自分が感染しても近所なら安心」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、民間のホテルチェーンが軽症者や無症状感染者の受け入れを始めた。病床があふれて重症患者が治療を受けられなくなる「医療崩壊」の事態を防ぐ意義のある取り組みだが、周辺住民はどう受け止めているのか。

 東京都中央区の「東横イン東京駅新大橋前」では、7日から入院患者の受け入れを行っている。ホテルの入り口付近には数人、マスクを着用したスーツ姿の男性が待機している姿があった。周辺の公園では数組の親子が自粛生活の息抜きを楽しんでいた。

 隅田川を挟んだ江東区に住む40代女性は、「もはやひとごとともいえないので、ホテルの取り組みを応援したい。仮に自分が感染しても、近所で隔離されるなら同居する家族も安心するかもしれない」と理解を示す。

 一方で、「ホテルを出る人は陰性だろうし専門家の指導もあるのだろうが、今まで不自由だった分、近場でも外食したいと思うのが普通だ。そこで感染が広がる可能性がないのかという不安はある」という複雑な心境を明かす。

 東横インではホテルの貸し出しにあたり、「各行政機関が手配された専門家の管理下において医療体制を整え、近隣の皆さまの安全を脅かすことのないよう運用される」との見解を示している。

 ホテル近くのオフィスで働く30代男性は、行きつけの飲食店で海鮮丼をテークアウト。「場所によって感染リスクに濃淡があるとは考えず、自分で予防を徹底するかが大切だと思う」と語る。

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