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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「忍」》手の届かない存在が身近に 制約の中で見出すもの (1/2ページ)

 「忍」の一字である。8歳、5歳の子供2人に加え、夫と朝から晩まで顔つき合わせるというのは。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、4月上旬から家族全員が毎日在宅だ。私に続き夫もテレワークに移行。小学校は休校になって久しく、保育所からも利用自粛要請が出て自宅保育に切り替えた。こうしてパソコンを打っている今も、5歳児がトイレから「お尻ふいて~」と呼んでいる。

 とはいえ、自宅で仕事が続けられる家庭が文句をいうのはぜいたくというもの。感染を広げないよう黙して家にこもることが一番社会の役に立つだろう。

 この生活が始まって、近かった人が遠くなる一方、遠かった人がネットを通じてより身近になったと感じている。

 職場の同僚はもちろん首都圏に住む友人や親類にも会えないが、先日開いたネット飲み会では、福岡、富山、鳥取などなかなか会えない遠方の同級生たちの声を聞くことができた。

 普段なら手の届かない存在の芸能人も、今なら向こうから歩み寄り、その素顔やプライベートをうかがわせてくれる。

 先日は人気ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)のダイジェスト版放送に合わせ、佐藤健さんら出演俳優6人が自宅からネットにつなぎ、会話を生配信していた。視聴者は俳優陣と一緒に放送を見るような感覚だ。

 初めてネット上のイベントものぞいてみた。ドワンゴ(東京都中央区)が12~19日に開催した、ネット上の動画サービスの祭典「ニコニコネット超会議2020」では、東大寺の疫病退散の法要、ゲーム実況、将棋、落語、カラオケなどを生配信。同社によると、期間中約1638万人が生放送を視聴したという。