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米中海軍、空母で牽制合戦 即応力試す中国に、米海軍「即座に駆けつけることが可能」

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米中が空母の展開でお互いを牽制(けんせい)した。中国が空母「遼寧」を沖縄本島と宮古島の間を通過させるなどした一方、米国は原子力空母「ニミッツ」を基地から出航させ、乗組員感染からの復活を印象付けた。

 防衛省は28日、中国空母「遼寧」など6隻が、沖縄本島と宮古島の間を北上し、東シナ海に向けて航行するのを確認したと発表した。「遼寧」が同海域を通過するのは5回目だが、沖縄本島-宮古島間を往復したのは初めて。

 中国軍の行動は、米海軍での新型コロナウイルスの感染拡大を横目に、自国空母などの即応力を試そうとしたほか、陸上自衛隊が宮古島にミサイル部隊を配備したことを意識した可能性もある。

 米海軍も黙っていない。乗組員に感染者が出ていた空母「ニミッツ」が27日、西部ワシントン州ブレマートンの海軍基地から訓練のため、出航した。乗組員の健康が確認されたという。米海軍は「空母打撃群は世界のどこにでも即座に駆けつけることが可能だ」と強調した。

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