記事詳細

トランプ米政権“対中報復策”検討! 新型コロナによる死者はベトナム戦争超え 「武漢研究所起源説」調査も継続 (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米政権が、習近平国家主席率いる中国が新型コロナウイルスの初期対応を誤ったことがパンデミック(世界的大流行)につながり、世界全体で23万人以上、米国で6万1000人もの死者(米ジョンズ・ホプキンズ大学、4月30日集計)を出しているとして、「対中報復策」の検討に入った。報復を断行すれば中国の反発は必至で、米中対立はさらに過熱しそうだ。

 対中報復策については、米紙ワシントン・ポストが4月30日に報じた。「懲罰行為」や「賠償金請求」などが浮上しているという。

 米国家情報長官室(DNI)は同日の声明で、新型コロナウイルスについて、動物からの感染と同時に、中国湖北省武漢市の研究所で起きた事故の結果、広がった可能性について調査を続けると表明し、中国の責任を追及する姿勢を示した。

 AFPは4月29日、新型コロナウイルスによる米国の死者が、ベトナム戦争中(1955年11月~75年4月)に、戦闘や事故などで死亡した米国人の数(5万8220人)を上回ったと報じた。

 また、「死のウイルス」の直撃で、米国経済は消費や設備投資が落ち込み、今年1~3月期は約11年ぶりの大幅なマイナス成長を記録。失業保険の申請件数が5週間で2600万件を超えている。

 米国内では、初期対応を誤り、隠蔽が指摘される中国共産党政権への怒りが鬱積している。

 トランプ大統領自身も「初期対応の遅れ」を非難され、11月の大統領選に向けた支持が揺らぐ。中国の責任を追及することで、自身の対応を正当化する思惑もありそうだ。

関連ニュース