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日本公庫「すでにパンク状態」!? 「新型コロナ特別貸付」支援に中小企業の申し込み殺到 職員激白「残業時間は100時間も…」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が打ち出した緊急融資や債務保証といった資金繰り支援への中小企業の申し込みが殺到している。3月中旬から実質無利子の融資を始め中小企業を支援する政府系金融機関では、職員が休日返上での対応に追われるが、「すでにパンク状態」だという。

 政府系金融機関の日本政策金融公庫(日本公庫)は、売り上げが5%以上減少した事業者向けに、実質的に3年間無利息の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を3月中旬から設け、全国の約150店舗で相談や申し込みを受け付けている。ある職員は「申込件数は前年同期の7~8倍。本店勤務の職員数百人が全国の支店に応援要員として派遣され、元役員の公庫OBも応援でコールセンターで働いているそうだ。それでも休日返上、残業時間は100時間にのぼる職員も少なくない」と漏らす。

 4月16日には渋谷支店に勤務する60代の男性職員1人が新型コロナウイルスに感染した。男性は窓口で融資申し込みの受け付けなどを担当していたため、同支店は16日の窓口業務を休止し、消毒作業を経て17日から通常通りの営業を開始した。「渋谷支店に集まる申込件数は全国屈指だ。当時も相談に訪れた事業主らが連日、外まで列を作っていたという。店の中は3密状態だったのではないか」と前出の職員。

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