記事詳細

「コロナは米国と韓国が広めた」北朝鮮がフェイクニュース (1/3ページ)

 北朝鮮当局は未だに「わが国では新型コロナウイルスの感染者は発生していない」との立場を崩していないが、国内からは断片的ながらも感染情報や、厳しい感染防止策の影響により人々の暮らしが苦境に追い込まれていることが伝えられている。

 感染防止のための知識は、テレビ、新聞などの国営メディアはもちろん、職場や人民班(町内会)の会議の場で行われる小規模な講演会でも伝えられるが、その中には眉唾ものの話も混じっている。

 例えば、江原道(カンウォンド)のデイリーNK内部情報筋は、道の衛生防疫機関から派遣された担当者が「味噌やキムチを食べる民族は伝染病を免れる」という、科学的根拠のない話をしたことを伝えている。当局は一方で、政治的意図を持ってわざと嘘の情報を流すこともある。

 (参考記事:「味噌やキムチを食べる民族は伝染病を免れる」北朝鮮でトンデモ解説

 平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、最近行われた人民班の会議で、感染症予防についての教育が行われたが、講演の中身は「米国と南朝鮮(韓国)がウイルスを意図的に広げているから注意せよ」というものだったと伝えた。

 講師が説明したその手口というのは「品物や紙幣にウイルスをなすりつけて送り込む」というものだ。常に警戒を怠らず、不審な物があれば絶対に触らずに通報せよと付け加えた。

デイリーNKジャパン

関連ニュース